明日は、初任者研修の講師をさせていただきます。

初任者研修、あなたも受講したことはありますか

個の研修を受ける人の中には、実際に介護をしている人もいます

でも多くは、ケアの現場にこれからつく人。

つまり、まだケアを実際にやったことがない方です。

私たちは、介護史として働くなかで、ケアの学びと実践を繰り返しながら、食事介助の方法や、認知症の人との関わり方、そして、からだの自然な動きを引き出すケアを体得していきます。

それは、まるで地図のようなもの。

目の前の人の生活がよくなるように、どうすればいいか?

相手は今、ケアの地図のどこにいて、自分はどう関わるといいのか?

それを考えるのが、介護しの役割だと思っています

話を戻します

明日、受講される方々の多くは、まだケアの地図を持っていない方。

どんなふうに伝えれば、学ぶ気持ちを高め、ケアに興味を持ってもらえるのでしょうか

あなたは、どう思われますか

いろいろな考え方があると思いますが、明日、私がやってみようと考えていることをお伝えしてもよろしいでしょうか

それは、3つの事実を手渡すということです

すると、受講される方は、自分のやるべきこと、そして、その先に待っている未来を見ることができるので

3つ、紹介しますね

1、ケアの現実を伝える

2、ケアの希望をインストールする

3、ケアのキラーワードを手渡す

今日は、1つめの現実を伝えるについて、お話しします

これ、まだケアの地図を持っていない方、さらには、すでにケアの現場に携わっていてもあまり知識や実践が多くなく地図を作りきれていない方にとって、決定的に重要なプロセスです。

なぜか?

向き合う現実を見なければ、人は学べないから。

それは、ゴールのないマラソンを走るようなもの

ケアの現場にある現実を知ってはじめて、そこに立つ卯自分をイメージし、きちんとケアできている自分に向けて学べるのです

たとえば、

初任者研修の受講生が、ケアの現場に入り、食事のケアをするとしましょう。

そこに待っている現実はなんですか?

みんな自分で食べられる方ばかりではありません

てが動かせず、介助が必要な人。

どうやって、箸を口に運びますか?

認知症があって、食事を食べ始めない人。

どう関わっていますか?

姿勢が崩れて、右側に傾いている方。

どうすれば、安全に食べられますか?

そんなふうに、具体例をあげて、出会うであろう利用者さんをイメージしてもらうことが大切です。

学びは、それから。

これを、問題の共有と言います。

教育の前のマインドセットとしても役に立つ考え方です。

ぜひ、あなたが誰かに知恵を手渡してあげるときにも、意識してみてくださいね、

それでは

食・心・体からよくなる介護。

また、お会いしましょう☆