「太田くんが1番だよ。」

男性は、そう言って笑った。

男性は、悟さん(80歳、仮名)。

その6か月前には、

「もうお前には介助されたくない!」

私は、毎日のように怒鳴られていた。

 

なぜ、悟さんは私に心を許してくださったんだろう?

 

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前回、悟さんが5年間のオムツ生活を乗り越えて、トイレに行けるようになったお話をしました。

 

と、言っても「心と体は同じ」というだけで、具体的な話はほとんどしませんでしたね。

 

今日は、悟さんが良くなった背景に何があるのか?について、お伝えします。

 

質問なんですけれども、

あなたは、利用者さんとの向き合い方について悩んだことはありますか?

 
もし、あなたが

 

利用者さんとの向き合い方に

「うまくいかないなぁ…」とか

「困ったなぁ…」とか

「どうすれば…」とか

思うことがあるなら、

 

今日の話は、お役に立てるかもしれません。

 

なぜか?

私自身も、そうだったから…

   

私も、よく悩んでいました。今でも、思うようにいかずに…ということもあります。

でも、5年前。悟さんが良くなっていく過程を共に過ごしていく中で、

「こういうことだったんだ!」って、何か掴めた感覚を得られたんです。

 

そのときのことを、少しお話しさせてもらっても、よろしいでしょうか?

 

ポイントは、3つです。

     

① ラポールを築き合う

② 本来の力を取り戻す

③ 目指す姿を共に描く

 

今日は、1つ目。ラポールを築き合うからお話ししますね。

 

ラポールって言葉は、聞いたことありますか?

ラポールとは、相手との関係性のことです。

よくラポールを築くという表現をしますが、相手と心が通じ合っていると、物事がうまくいきます。

 

ラポールを築くには、呼吸を合わせたり、言葉を合わせたり、姿勢を合わせたりと、技術としては調べればいくらでも方法は出てきます。

でも、たった1つだけ、

すべての技術を差し置いても、これができていればラポールを築き合うことはOK!

ということがあるとしたら…

 

1つだけ、あげるとしたら、あなたは、なんだと思いますか?

 

それは、

一生懸命、話を聴くことです。

 

えー、そんなこと?

そんなの当たり前じゃん!

って声が聞こえてきそうですね(笑)

 

でも、一生懸命、話を聴くことって、

できてる!って言えないこともありませんか?

しかも、“一生懸命”です。

 

私は、悟さんと関わるときに、この一点だけを考えていました。

どれだけ大声で怒鳴られても、

一生懸命、話を聴く。それだけは、意識してました。

          

少々、お待ちを。

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